ネフローゼ症候群の食事療法

ネフローゼ症候群の食事療法

今回は、ネフローゼ症候群の食事療法についてです。

ネフローゼ症候群では、浮腫み(むくみ)、高脂血症、たんぱく尿が主な症状です。治療は、症状の程度と、その経過にもよりますが、ステロイド薬や免疫抑制剤などによる薬物療法が行われます。

その一方で、ネフローゼ症候群のときは、入院中はもとより、退院して社会復帰を目指すなかで、医師の管理のもとでの長期的な対策、生活の改善およびその維持が必要となります。再発を防ぎ、腎不全へ移行するのを阻止するためにも、定期的に医師の診察と検査を継続することも大事です。

薬物療法以外に、普段の生活のなかで特に心がけるべきことは、安静と保温、および食事です。特に食事は、何を摂り、何を抑えるかをよく理解して、とにかく毎日持続することが大事です。

食事の基本は、減塩です。
特に浮腫みがある場合は、一日3?5グラムを超えないようにします。また、浮腫みがない場合でも、8グラム以下に抑制するようにします。

たんぱく質は、制限しません。ネフローゼ症候群のとき、尿にたんぱく質が出てしまうことから、多めに摂る必要があると考えられていた時期もありましたが、現在の見解では、あえて多めに摂ることも意味がないとされます。

健康な成人のとき、たんぱく質に一日の必要所要量は、体重1キログラムあたり平均で1.18グラムです。成長期のお子さんのときは、2.0グラム程度必要とされます。

その他、ビタミンやミネラル、などの微量栄養素が不足しないよう、バランスの良い食事を心がけます。総カロリーは、体重1キログラムあたり35キロカロリー以上になるようにします。