ネフローゼ症候群の治療の柱

ネフローゼ症候群の治療の柱

今回は、ネフローゼ症候群の治療についてです。

浮腫み(むくみ)、高脂血症、たんぱく尿を3大症状とする、ネフローゼ症候群は、幾つかのタイプにわかれ、それぞれによってその対処の仕方や予後は変わってきます。

比較的お子さんに多いとされる「微小変化型」のとき、ステロイド薬が有効なこともあり寛解率(かんかいりつ)は、ステロイド薬による治療のみでほぼ100パーセントという高い率を示しています。
しかしその一方で、再発も約50パーセントという高い率を示しています。一次性ネフローゼ症候群の他のタイプ(異常硬化型、膜型、細胞増殖型)や、二次性ネフローゼ症候群では、再発が少ない反面、ステロイド薬の効果が低かったり、糖尿病性腎炎によるネフローゼのときのように、原因となった疾患である糖尿病を悪化させる危険があることからステロイド薬を使用できないということもあります。

どちらにしてもネフローゼ症候群のときは、入院中はもとより、退院して社会復帰を目指すなかでも、医師の管理のもとでの長期的な対策、生活の改善およびその維持が必要となります。腎不全へ移行しないよう、定期的に医師の診察と検査を続けます。

ネフローゼ症候群の治療の3大柱
1.安静と保温
2.食事療法
3.薬物療法

このうち、特に浮腫みがあるときは、安静と保温が大事です。身体と冷やさないように心がけ、睡眠と休養をしっかりとります。食事は、常に低塩にします。ただし、たんぱく質の制限はしません。