静脈瘤

静脈瘤

今回のテーマは、「静脈瘤」についてです。

静脈瘤(じょうみゃくりゅう)は、比較的女性に多く見られる病気で、30〜40代に集中しています。労働環境や生活環境、食事が影響していると思われ、欧米諸国に多く、アフリカ諸国では少ない傾向があります。日本でも最近特に、まれな病気ではなくなってきています。

静脈瘤は、静脈の一部が異常に膨れ上がり、曲がりくねって、瘤(こぶ)のように皮膚から盛り上げる病気です。主に足の静脈に生じ、これを「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」と呼びます。しかし、足に限らず、腕や食堂、おなかの表面、さらには肛門の周辺の静脈にできることもあります。

下肢静脈瘤は、理容師、美容師、歯科医、調理師、ウェイトレスといった、長時間立ったまま仕事をすることが多い人に多く発生する傾向があります。
放っておくと確実に悪化しますし、回復がいっそう困難になってきますので、早めに循環器科や外科を受診し、治療を受けることが大事です。

症状としては、静脈が浮きでて、浮腫み(むくみ)があるという他に、軽いうちは足がだるい、重い、疲れやすい、つっぱる、かゆいといった感じがあります。かゆいところをかきむしったために皮膚炎を起こすことがあります。また静脈瘤が血栓性静脈炎を起こしたりすると、発熱や痛みを伴うなどの炎症反応がみられることもあります。こういった炎症は決してまれなことではありませんから、注意してください。

病気が進行すると、静脈から血液が漏れて皮膚の一部が褐色になることがあります。そしてその部分にそって湿疹が現れ、悪化すると潰瘍を起こすこともあるため、早めの対処が必要です。