浮急性心膜炎

急性心膜炎

急性心膜炎の浮腫みについて見てみることにしましょう。

急性心膜炎リンパ液や体液が、体内に異常にたまった状態を、「浮腫み(むくみ)」といいます。

浮腫みの原因はさまざまであり、なかには、はっきりした原因がないのにむくむ「特発性浮腫」というものもあります。また、全身に浮腫みが生じるときと、局部的に足や背中にしょうじるときがあります。

全身に浮腫みが生じ、しかもそれが立っている場合には足に、横になっている場合は背中などがむくむというように、体位に関係するとき、疑われる病気には、「うっ血性心不全」や「急性心膜炎」、「急性内膜炎」などがあります。呼吸困難や起坐呼吸といった症状が見られるときは、「うっ血性心不全」が疑われます。また、発熱や胸痛が見られるときは、「急性心内膜炎」の危険があります。さらに、特に腹水や脱力感が見られるときに疑われるのが、「急性心膜炎」です。

◆急性心膜炎の症状

急性心膜炎のとき、発熱と胸痛がみられることが少なくありません。さほどひどくない場合は、風邪と見分けがつきません。また、胸痛といっても、首、左肩、胃のあたりへと痛みが放散し、呼吸や咳、姿勢などによってその程度が変わることもあります。

また炎症が進むと、心膜腔に浸出液がたまり、心臓を圧迫します。このため動悸や息切れ、咳などが出ることがあります。さらに症状が進むと、心膜腔が大量の浸出液で満たされてしまいます。これが「心タンポナーデ」と呼ばれる状態です。心膜から心筋へと炎症が広がると、心電図にその変化があらわれることがあります。